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マーブルカテドラル

昨年追いかけた馬はマーブルカテドラル。ファンである渡辺棋王・王将が一口馬主になっている馬だからだ。

 
マーブルカテドラルは昨年新馬戦で快勝し、重賞を含めて5戦3勝。年の瀬に行われた2歳牝馬のGⅠレースでも差のない競馬をしている。クラシック候補といってもいい素質馬だ。しかしぼくはこの一頭を追いかけて散々な目にあっている。

もちろん散々な目にあったといっても、渡辺二冠のせいでもないし、マーブルカテドラルのせいでもない。上原調教師のせいでも社台レースホースのせいでもないし、田辺ジョッキーのせいでも当然ない。すべては自分のせい。いや、そう言ってしまえばそれで丸く収まるのだが、自分のせいばかりとも言い切れない。まぁギャンブルの持つ不確実性とでもいうのか。簡単に言うと、馬券的にぼくとマーブルの相性がとても悪いのだ。

 

渡辺二冠がマーブルカテドラルの一口馬主になっていることはブログで知った。だからといって新馬から追いかけたわけではない。いかにファンだとはいえ、一馬主の所有馬を片っ端から追いかけていたらいくら金があっても足りやしない。馬主は均せばマイナスとなっているものだ。

 

グッと注目したのは新馬を勝ってから。逃げる国枝厩舎の1番人気馬をあっさりかわしての勝利でセンスがいい。これはかなりのところまで行くと睨んだのだった。

本当ならこの新場戦で馬券を買っていればまだ溜飲が下がったのだ。マーブルは5番人気で、2着が1番人気なのに馬連で1920円も付いている。枠連でも1030円。しかし午前中のレースなど買ったことがないので、これは仕方のないところ。

で、マーブルは2戦目で重賞に出てきたのだが(新潟2歳ステークス(GⅢ))、ここでぼくは大損害。まぁ馬券を購入するというぼくの能動的な行為なので損害は的外れだろうが、新馬の楽勝に5番人気という低評価はドカンといきたくなってしまうものなのだ。マーブル、道中は2番手に付け、方や圧倒的な1番人気のハープスターは18頭立てのどん尻追走。新潟は直線が長いけど、これは取ったと思いましたね。ほとんど総流しだったので、薄目が来いなどと雑念たっぷりに観ていたらハープスターがまとめてかわし、「つりはいらないよ」という余裕の感じで3馬身のぶっちぎり。我がマーブル(馬券を買っていると「我が」なのです)は伸びずに5着。馬券が撃沈したのでした。

 

3戦目の芙蓉ステークスはマーブルの勝利で馬券的中。しかしこれが枠連の抑えときている。マーブルが2番人気で、2着が4番人気。1番人気馬は7着。なのに、枠連6-8は枠連の1番人気馬券でたった340円の配当。えっ、1番人気馬が絡んでないのに!? ワイド(400円)よりつかないなんて…。結果、当たっても大幅に赤字でした。

4戦目は重賞アルテミスステークス。これをマーブルは勝って見事オープン入り。これはめでたい。めでたいのだけど、馬券はめでたくない結果に。もちろんマーブルは買っていたのだけど、1番人気武豊のクリスマスとの1点勝負でクリスマスは7着惨敗。マーブルは2番人気で、貧乏人はこういう馬券を買ってはいけないと分かってはいるのだけど、年に何度かはやってしまうのです。マーブルには思い入れがこもっているし、ぼくは40代で武豊の人気馬は国債より安心と叩き込まれた世代。将ペン会長木村晋介先生の一点勝負に倣ったのだが、慣れないことはやってはいけないのだった。

5戦目はGⅠ阪神ジュベナイルF。毎年ケン(見)するレースだが、今年はマーブル出走で馬券購入。マーブルは4番人気と手頃なので手広く流す(ワイドも)も、5着と馬券の圏外。
マーブルのレース自体は先に繋がる印象を受けた。しかし馬券がなぁ…。

今年も、まぁ、追いかけてみようと思います。
 

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2014年1月4日 | コメントは受け付けていません。 |

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薄れる正月気分

子ども、といってもまだ小学校にも上がっていない小さな頃の、正月の一場面がぼんやりと記憶に残っている。一家でとなり町の親戚の家にタクシーで向かったのだが、車中、運転手氏が昼飯を取れないと嘆いていた。なにしろその時代、正月三が日はどこもかしこも店が閉まっていて、街はゴーストタウンの様相だった。

「ほらあの、すかいらーくっつうの、あれくらいなんですわ、やってるの。あそこ、高いのかねぇ」

家族連れだからだろう、運転手氏が聞いてきて、ウチの親はラーメン屋や定食屋なんかより高いよと答えていた。出たてのファミリーレストランは今と違ってご馳走だったのだ。

乗車中ずっと嘆き節を聞かされた親は正月気分と相まってなのか、これで昼飯食ってよと降り際に別途千円を運転手氏に握らせたのだった。
本当に、なんでもないといえばまったくなんでもない一件。でもそれが不思議なことに、ずっと記憶に残っている。もしかしたら、もはやゴーストタウン化しない正月とのギャップで、強く印象付けられているのかもしれない。

そう考えてしまうくらい、今と当時の差ははげしい。あの頃は個人商店どころか大手スーパーまで正月休みで閉まり、年始は野菜一つ買えなくなった。それが今やどのスーパーも営業時間の短縮すらないほどだ。そうなれば暮れに慌しく準備する必要などなく、年末年始の気分が薄れるのも当然となる。風情は薄れるが便利になったので仕方がないところか。

 

街だけでなく、テレビもそう。今は正月気分が薄れてしまっている。ひと昔前はレコ大に紅白が大晦日の定番で、みんなそろって観るものだった。それがBS、CSと選択肢が増えて、年末年始と関係ない、わが道を行く番組で気ままにすごすことができるようになった。

囲碁将棋チャンネルは昨年大晦日も一年最後の放送という気配はまったくなく、火曜日ということでいつものように「銀河戦」を流していた。ぼくはそれを観賞。解説もおもしろく、楽しませてもらった。その晩観たのはその「銀河戦」と「ゆく年くる年」だけだったので、テレビから受ける年末気分はとても薄かった。

 

いずれもっと年末年始が日常化して、風情が失われていくことだろうと思う。

 

 

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2014年1月2日 | コメントは受け付けていません。 |

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本年もよろしくお願いいたします

明けましておめでとうございます。
将棋ペンクラブは四半世紀を無事にすぎ、今後は半世紀の存続を次の目標に活動していきます。
2014年もよろしくお願いいたします。
 

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2014年1月1日 | コメントは受け付けていません。 |

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