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神保町酔いどれ幹事録 (4)

某日の続き
 
将棋会の会場へは早めに着いた。まだだれもいないのでアカシヤ書店に向かおうとすると、ちょうど星野さんがたくさんの盤と駒を持って歩いてきていた。それを受け取って持つ。
これぞカバン持ちならぬ、バン持ち。うーん、こういうことを呑んでいる時に言うと合いの手っぽく誰かが受けてくれる。湯川師匠なら「うまい! うまいねぇ」と歯切れよく。恵子さんなら「あらぁ、うまいわねぇ」と含み笑いながら。中野さんなら「すぐり流もネ、言いますですネ」、と目を細めて。でも文章はさみしいもので合いの手なし。ピンクフロイドのかかる深夜の部屋でダジャレを打つ、このさみしさ。
で、まぁ、将棋会がスタート。森さんが「ジャスト!」と言って1時半きっかりに来る。私はKさんと会報用の局面指定対決をするので、誰が来ても指さずにKさんを待った。
そしてKさん到着。ありがたいことに新聞を買ってきてくれていた。
「出てましたよ。すぐり氏の自宅から大量の下着を押収って」
と、Kさん。Kさんは真面目な顔をしてウィットの効いた冗談を言う。他の将棋会でも人気者なのだ。
さっそくKさんと局面指定の対局。これは会報に書きます。湯川師匠にボツにされなければ、春号か夏号には載る予定。
我々は開店前の居酒屋で4時半まで指し、その後将棋以上に情熱を込めて閉店近くまで飲み続けたのであった。
 

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2013年2月11日 | コメントは受け付けていません。 |

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