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某日日記  その5

某日、三上さんと落ち合い、2次選考委員に送る書類一式を渡す。
これは毎年のパターン。書類を作成した犬塚さんからぼくに転送され、大きさをそろえて2次選考委員の人数分プリントアウトし、三上さんに手渡しするのだ。三上さんに渡したところで、ようやく1次選考が済んだとホッとするのが例年の習いだ。

そして三上さんと居酒屋でカンパイ。三上さんとのお酒は旨く、これが味わいたくて1次選考をやっているようなものなのだ。

いつもは三上さんの馴染みに行くのだが、毎回お世話になっているので、今年はぼくの地元の隠れ家的な呑み屋に行った。西武ファンの三上さんとまずはペナントの話。ぼくと三上さんは西武線沿線でライオンズの地元なので、堂々と話せるのがいいところ。三上さん、つい先日も観戦に行ったとのこと。あの球場で飲む狭山茶が不思議と美味しいのだ。

そして将棋の話。三上さんは熱狂的な羽生ファンでぼくは渡辺ファンだが、話は和やか。羽生さんのNHK杯は残念だったと三上さん。嘆きながらもチュウハイをおかわり。渡辺さんに早いところ名人戦の舞台に出てきてほしいとぼく。そしてホッピーをおかわり。ファンというものは困ったもので、際限なく活躍を求めてしまう。

さらには本の話。三上さん、あれだけお忙しいのに、いつ本を読んでいるのだろう。文芸全般にお詳しく、いつも三上さんから情報を仕入れさせていただいている。それにしても、三上さんが小説を語ると、とても読んでみたくなる。穏やかな口調ながら情緒的。それでいて核心をもったいぶる遊び心。ブックレビューの番組に出演したら、きっと名物コーナーになるはずだ。

いろんなことを話しているうちに、そろそろ看板の時間に。一年に一度の楽しい時間は、あっという間にすぎてしまうのだった。

 

 

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2013年5月28日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

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