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静と動

今年も贈呈式の写真を撮りました。私が幹事になってからというもの、関東交流会、最終選考、贈呈式の写真を欠かさず撮っております。別に写真が得意な訳ではなく、単にデジタル一眼レフを持っているのを見とがめられて(?)写真担当になってしまったのでした。

写真を撮るようになってよく分かったのが、室内は暗い、ということです。当たり前だと怒られそうですが、人間の目というのは私たちが考えている以上によくできていて、入ってくる光の量に合わせて瞳孔が開いたり絞ったりしています。晴れの日の屋外でも、枕許のライト一つでも、それなりにものが見えるのはそのためです。ところが、カメラどのは人間の目ほどはうまくやってくれませんから、光量の差がそのまま写真に反映されます。室内で適当に撮ると、暗いか、ぶれぶれの写真ばかりになるのはそのためです。そこで絞りだシャッタースピードだ感度だといった要素を調整して、何とか人間さまが見ても何が写っているか分かるように工夫する必要があります。

シャッタースピードを遅くすると、その分レンズを通して入ってくる光量は増えますが、その間に被写体やカメラを持っている手が動くと、ぶれた写真になってしまいます。シャッタースピードを1/8秒くらいにして、一見全く動いていないように見える人を撮ってみると、人間ってこんなに動いているんだとびっくりするくらいぶれた写真が撮れたりします。感度を上げると明るくはなりますが、画像がざらざらしてきます。赤外線カメラの映像をイメージしていただけると近いかと。

従って、贈呈式の写真を撮る時にへっぽこ写真撮りがありがたいと思うのは、あまり動かずに話してくれる人です。今回の贈呈式でお話をされた方のうち、一番撮りやすかったのは後藤元気さん…のお連れ合いでした。会の最後に司会者がぜひにと言って無理に話していただいたのですが、いやいやどうして実に落ちついた話しぶりでした。好きこそものの上手なれとも言いますが、好きでなくても上手な場合もあるものですね。

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2013年10月3日 | コメントは受け付けていません。 |

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