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酔いどれ幹事録  ツー・ユー

将棋ペンクラブ、若い幹事はお酒を呑まず、60代の方々は浴びるほど。なんだかぼく一人が平均年齢を下げている感じです。まぁ微力なんですが。

もっともこういったカタチは会社などにもあるかと思います。呑みの場は年配者が中心と。だから年齢層は不思議ではないのですが、ぼくが首を傾げるのは皆さんが平然とガバガバ呑むこと。しかもビールを。とにかくなんにも気にせず呑むわけです。

どうして不思議なのかというと、ぼくの友達だとこうはいかないからです。酒呑みは酒呑みを呼ぶということで、ぼくの友達はほとんど酒呑みなのですが、彼らは体に故障が出始めるお年頃です。長年の飲酒が蓄積されて厄年前後になって爆発! となっているわけなのですね。まったく厄年というもの、お祓いやお札の儲け口かと思いきや、なかなかよくできているもんですねぇ。
で、その故障でもダントツのものが痛風なのです。痛風というのは大まかに言えば関節に溜まる老廃物が原因なのでちょうど蓄積される齢なのでしょう。それである日突然、「うぅ、足の親指が!」などといってバタバタと倒れていくのです。ある種壮観でもあります。

呑みの約束をしていても、突然電話があって、発作が起こったのでキャンセルなどということもあります。まぁ原因が酒なだけにこちらもさほど深刻にならず、そういえば松本清張の短編にも「発作」というものがあったなぁなどとぼんやり思いながら表面ヅラだけは神妙に、「お大事に」などと言って電話を切るわけです。

それで一回発作が起きるとあの痛みが怖くなって、とにかくプリン体が多く含まれているビールは避けるわけなんです。だから友達の多くはビールを呑みません。最初からホッピーやチュウハイ。それほど友達に痛風になっている者が多いのです。彼らは自分たちのことを『痛友』と呼び合い、慰めあったり情報交換などをしております。

しかし不思議と、この将棋ペンクラブ幹事の方々からは親指がピリピリ来た話は聞いたことがないのです。年齢と飲酒量からいえばぼくの友人などメじゃないくらい蓄積されているはずなのに、かまわずじゃんじゃんビールを呑むわけです。呑んでいるうちに他の酒に変えますが、それは痛風を怖れてじゃなくて、もっと濃い物を求めてのことなのです。
 
まったくどうなってるのでしょう。幹事の呑み会でぼくはときおり、40代のぼくの友達たち、なんだかかわいそうだなぁ、と思っちゃうのです。

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2013年4月28日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

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