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酔いどれ幹事録  花見酒

幹事会の数日前にはいつも星野御大から確認メールが幹事に流れるのだが、3月の幹事会の確認メールでは、都内の桜も咲いているし打ち上げは花見にしないかと付け加えてあった。
酒を呑むのはやぶさかではないが、しかし花見はいただけない。ぼくはとても寒がりなので、花見ではいつもふるえてしまって楽しめない。暖かい店の中で呑む方がよっぽど楽しめる。
しかし御大の提案のこと、そこは調子を合わせて、「いやぁそれはいいですねぇ。お供します」と返しておいた。
 
そして当日、恵子さんから連絡があり、幹事会は出ないで飯田橋付近で花見の場所取りをしておくという。幹事会をできるだけ早めに終わらせて来てくれということだ。やれやれ、やっぱり花見か。幹事の皆さん、いったん呑み始めたら桜なんて目も向けないだろうにと思いながら厚着をして家を出た。
会報の発送作業と幹事会は順調に終わり、駅へと向かう。犬塚さん、あなた帰って正解! とひそかに思う。もっとも彼は花見を避けたわけではなく用事があって帰るのだが、しかし凍えないで済むことには変わりがない。
都営新宿線に乗って市ヶ谷へ。そしてお堀沿いを歩いて行くと、場所取りをしている恵子さんを見つけた。
まずはビールでカンパイ。晴れ渡るいい天気だったが、夕方で日も傾きビールが冷たい。ぼくはさっそくふるえてしまった。
 
しかし花見だって悪いことばかりじゃない。野外で買い物も不便だからと、恵子さんが手作りの料理を持参して来てくれた。これはうれしい。恵子さんの料理は絶品なのだ。特に我々は湯川師匠の「とにかく安い酒場!」という号令の下でしけたつまみをつつくことが多いので、これはうれしい誤算だった。
しかし美味い料理も寒さを吹き飛ばすわけではない。結局我々はせっかくの場所取りにも2時間と腰を落ち着けず、撤収していつもの安酒場へと入っていったのだった。
 

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2013年4月14日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

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