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某日日記 その1

某日、高円寺へ。星野御大のお店、アカシヤ書店が出店する西部古書展が目的だ。
 
国分寺から中央線快速に乗り込む。せっかく出掛けて高円寺だけでは能がないので、古本屋巡りと決め込む。
まずは吉祥寺で下車して、『百年』と『よみた屋』。お気に入りの2軒だが、この日は先があるので何も買わず。ここで買ってしまうと重くなるということもあるし、この先でどんな掘り出し物があるか分からないのでディバッグのスペースもあけとかなければならない。それよりなにより、じっくり見だすと古書店が終わってしまうので、さらっと店内を一周して切り上げたのだ。これではアンテナに引っ掛かる一冊もないというものだ。
 
休日なので中央緩行線、略して総武線に乗り、一つ目の西荻窪で降りる。この駅は本好きにとっての食虫植物のようなところなので、つかまって溶液に落とされることのないよう、『音羽館』だけちらっと眺めるにとどめる。それでも2冊購入。今まで『音羽館』で手ぶらで出たのは一度だけだ。棚の魔力か。
 
荻窪は通り過ぎて、阿佐ヶ谷で下車。区役所方面へ急ぎ足。新刊書店だが古本屋っぽい店構えと品揃えの書原を覗き、急いで駅へ引き返す。うっすらと汗。なにやってんだか…。
 
そして高円寺。北口を出て西部古書会館へ。
この日はまだ3月の頭で寒く、表に並ぶ文庫本は見る気が起きない。中に入ってディバッグを預け、人混みに入って一息つく。
『アカシヤ書店』の棚は高価なものばかり。惹かれるものは多々あるが、ペンクラブ会員は神保町のお店で買えば1割引きで、ここで買えば1割損することになる。星野御大のお姿も見えないことだし、購入は見送ることにした。
他の古本屋の出品は廉価の文庫や新書があり、それらを数冊購入する。
 
会計してディバッグを受け取り、再びビル風のなかへ。
高円寺だし古本屋巡りということでコクテイルで一杯も考えたが、北風に押されて電車に乗り込み、そのまま帰宅してしまった。
 

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2013年4月18日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

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