イメージ画像

一次選考のいちにち  その5

そしてお楽しみの昼ご飯となる。
恵子さんが手作り弁当を配る。おにぎりとおかずに分かれていて、各人2パック。煮物あり焼き魚あり天ぷらあり。量が足りない人用におこげのおにぎりも用意されている。
お茶をいれ、楽しく談笑しながら味わう。この一次選考の日は雰囲気が張り詰めているので、このランチタイムがより楽しく感じる。
 
それでもこのあと、コピー取りの続きと文芸、技術部門の絞り込み、そして観戦記部門の読み合わせなど予定がぎっしりなので、せっかくの弁当もけっこう急いで食べる。早く終えないと事務の人たちが帰ってしまうのだ。
 
テーブルを片付けて、まずは文芸、技術部門を絞り込んでいく。たくさん上がった推薦作の著作をテーブルに並べ、その中から2次選考に残すものを幹事たちで議論しながら決めていくのだ。これが毎年、なかなか議論が白熱して時間を食う。5作くらいと決めてはいるが、今年も結局6作ずつとなった。
ぼくは文芸好きなので、フィクションとノンフィクションの2つがバランスよく残ることを願っている。しかしそう毎年バランスよくはいかない。天気だって例年どおりというほうが稀なのだ。しかし今年はバランスよく残ったので、ぼくとしては満足いく絞り込み作業だった。
 
そのあとコピー取りの残りを終わらせ、次いで観戦記の残った作品を読み合わせる。可能な限り、事前に三上さんが一覧表を書いてコピーしてきてくれているので読み合わせはいつもスムーズだ。
 
それにしても、ぼくが関わり始めた頃に比べて、観戦記のある棋戦が減ったなぁと思う。これに関わっている一員としては悲しいことだ。
 
コピーした観戦記をまとめ、2次選考委員の人数分の封筒に入れていく。3階に上がって借りた棋譜を返し、お礼を言って再び地下1階に降りる。著作や文具などを片付け、これにて作業終了。目標としていた夕方4時の、ちょっと前に終えることができたのだった。
 

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ

2013年5月22日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

トラックバック&コメント

コメントは受け付けていません。

-->

このページの先頭へ