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レトロの街散策・前編

人間長く生きると古いものが好きになるようで、最近は小説でも時代物をよく読むようになりました。以前は読まないジャンルだったのですが。
 
ということで、天気もいいので本日は青梅散策。
ここは昭和レトロを打ち出す、古い雰囲気の街です。元々宿場町っぽい街並みが残っているなか、演出として古い映画の手描き看板があちらこちらに立てられています。寺社仏閣もそこかしこに見え、東京都で交通の便がいい割には年代物の景観を味わえるのです。
 
西武線で拝島まで行き、そこで青梅線に乗り換えて終点の青梅へと向かいます。西武拝島線が約15分に1本、青梅線が約12分に1本で、拝島から7駅20分と手頃な便利さ。妻籠・馬込、大内宿なんかだとこうはいきません。その代わり通勤電車ですぐ着いちゃうので旅行感覚はまったくないですが…。
 
お供の一冊は散策に合わせて増川宏一氏の『将棋の歴史』。夏には汗を感じさせる本、冬には凍える感じの本と、時々の状況と読む本を合わせるのが好きなのです。今読み進めているのはフォーサイスの『アフガンの男』だったのですが、レトロの街に政治ミステリーも似合わないということで、こちらの新書を内ポケットに入れたのでした。
 
青梅線、東青梅から単線になります。やはり観光地へのお出掛けというもの、単線にならないと気分が出ないというものです。スピードダウンした電車が、迫る住宅を押しのけるようにゆっくり進んでいきます。
 
そして青梅到着。ちょっとお出掛けといった軽装の家族連れが多く降ります。地下通路を降りていくと「昭和レトロの街・青梅へようこそ」という看板が。文字の横には201系の絵。そうそう、やはり昭和に現在のステンレス電車は似合いませんね。山手線だけでなく中央線も単一色を走らせてもらいたいものです。
 
改札は片側だけだし、トイレは改札の外だし、そんなこんなでやっぱり気分的に、都内を飛び出して都下も通り過ぎて、けっこう遠くまでやってきたなぁという気分になります。
さぁ散策だと、ぼくは歩き出しました。
 

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2013年5月4日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ブログ

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